ある日、たまたま知り合った人に話を持ちかけられた。
知人:実は俺、宗教に少し興味がありましてね、研究て言うかあっちこっちの人に聞いているんだけど、せっかく出会えたのであなたにも聞いてみようかと思ってね。よろしかったら話に付き合ってくれませんか?
僕:うん、もちろんですよ。
知人:その服装から見ると、あなたはイスラム教ですよね?
僕:そうなんです。よくお分かりですね。
知人:ああまあ。かなりトレードマークのある服装ですね。こう頭被るのってね。で早速ですが、イスラム教ってどんな宗教なのか少し話していただけませんか?
僕:それなんですけど、自分がどうやってこの宗教に辿り着いたのかを聞いていただけますか?
知人:あの・・今の宗教に生まれたのでは・・?失礼しました。生まれたときからだと勝手に勘違いしました。
僕:生まれてイスラム教徒とされましたけど、自分でこの宗教に辿り着いたのはずいぶんそのあとです。その前まで自分は何も知らずにただ自分がイスラム教徒だと宣言してきました。でも実はそれより深い意味がありました。
知人:・・・うんん、まだよく理解できていませんが、どうぞ続けてください。
僕:昔の自分はまるで人間以下でしたよ。自分はこう信じているとか他人に言いつけながら、自分が信じているものは本当なのかを確かめようともしませんでした。だから中学生の時、全てを自分に押しつけている親から離れて寮に住み始めたとき、初めて考えるようになりました。自分は何のために生きているのか?この先には何があるのか?人は死んだら地獄か天国かに行ってしまうと散々言われてきましたが、果たしてそうなのかって。その時僕は知っていることと考えてることをちゃんと整理して、自分が納得できる真実を確かめようと決めました。今でも正に整理が終わっていないですが、一番大事なところだけは揺るぎなく成り立っています。突然ですけど、今自分が持っているパソコンはどの会社の製品なのか知っていますか?
知人:これはですな、xxですよね?それが何か?
僕:ここからは素直に話しましょう。自分は決してあなたを試そうとしていませんよ。ただ例を挙げたいだけなので。もしもこのパソコンは、xxの製品ではなく、空気にあるあらゆる成分から自分で形を創ってパソコンに成り立つというようなでたらめと言ったら、信じませんよね。
ここで知人がためらうように見えた。
僕:自分なら信じませんよ。そんなこと都合がよすぎるから。自分で酸素や水素そして窒素を勝手に集めて勝手に形を創ってしかも完璧に使えるパソコンに成り立つなんて、偶然にしては都合がよすぎるんです。
知人:そうですね。でもそうじゃないと思う人もいます。
僕:その通りです。ただ自分はこう思います。なぜ波は一度も海岸の砂から城を創ったことがないと、なぜ台風は一度も集められたごみからすごいビルを創ったことがないと、なぜガラスを割っても一発で自分が創りだしたい模様にできないだろうと。決してあり得ない話ではないけど、そのような偶然は確率が低すぎ、要するにそうなるためには都合がとてもよくなければなりません。だから今私たちが座っているこの椅子も必ず誰かが作ったし、この机もどこかの工場で作られたでしょう。偶然自分で成り立つにしては・・・まあお分かりですね。
知人:実は俺、宗教に少し興味がありましてね、研究て言うかあっちこっちの人に聞いているんだけど、せっかく出会えたのであなたにも聞いてみようかと思ってね。よろしかったら話に付き合ってくれませんか?
僕:うん、もちろんですよ。
知人:その服装から見ると、あなたはイスラム教ですよね?
僕:そうなんです。よくお分かりですね。
知人:ああまあ。かなりトレードマークのある服装ですね。こう頭被るのってね。で早速ですが、イスラム教ってどんな宗教なのか少し話していただけませんか?
僕:それなんですけど、自分がどうやってこの宗教に辿り着いたのかを聞いていただけますか?
知人:あの・・今の宗教に生まれたのでは・・?失礼しました。生まれたときからだと勝手に勘違いしました。
僕:生まれてイスラム教徒とされましたけど、自分でこの宗教に辿り着いたのはずいぶんそのあとです。その前まで自分は何も知らずにただ自分がイスラム教徒だと宣言してきました。でも実はそれより深い意味がありました。
知人:・・・うんん、まだよく理解できていませんが、どうぞ続けてください。
僕:昔の自分はまるで人間以下でしたよ。自分はこう信じているとか他人に言いつけながら、自分が信じているものは本当なのかを確かめようともしませんでした。だから中学生の時、全てを自分に押しつけている親から離れて寮に住み始めたとき、初めて考えるようになりました。自分は何のために生きているのか?この先には何があるのか?人は死んだら地獄か天国かに行ってしまうと散々言われてきましたが、果たしてそうなのかって。その時僕は知っていることと考えてることをちゃんと整理して、自分が納得できる真実を確かめようと決めました。今でも正に整理が終わっていないですが、一番大事なところだけは揺るぎなく成り立っています。突然ですけど、今自分が持っているパソコンはどの会社の製品なのか知っていますか?
知人:これはですな、xxですよね?それが何か?
僕:ここからは素直に話しましょう。自分は決してあなたを試そうとしていませんよ。ただ例を挙げたいだけなので。もしもこのパソコンは、xxの製品ではなく、空気にあるあらゆる成分から自分で形を創ってパソコンに成り立つというようなでたらめと言ったら、信じませんよね。
ここで知人がためらうように見えた。
僕:自分なら信じませんよ。そんなこと都合がよすぎるから。自分で酸素や水素そして窒素を勝手に集めて勝手に形を創ってしかも完璧に使えるパソコンに成り立つなんて、偶然にしては都合がよすぎるんです。
知人:そうですね。でもそうじゃないと思う人もいます。
僕:その通りです。ただ自分はこう思います。なぜ波は一度も海岸の砂から城を創ったことがないと、なぜ台風は一度も集められたごみからすごいビルを創ったことがないと、なぜガラスを割っても一発で自分が創りだしたい模様にできないだろうと。決してあり得ない話ではないけど、そのような偶然は確率が低すぎ、要するにそうなるためには都合がとてもよくなければなりません。だから今私たちが座っているこの椅子も必ず誰かが作ったし、この机もどこかの工場で作られたでしょう。偶然自分で成り立つにしては・・・まあお分かりですね。
知人:ええ、面白い考え方です。
僕:いえ。とにかく、それと同じく、我々人間だって仮に猿から進化したものだとしても、猿だって自分で偶然現れるはずがないです。小石でも水でも、土でも青い空でも、宇宙まで、決して自分で成り立ったものではない。つまり、誰かが創ったのだと自分は思います。じゃそれが前提で、あとは誰が創ったなのかを決めることです。確かに見えるものの中でも見えないものの中でも全てを創ったの、つまり全ての始まりは誰なのかわからないけど、とりあえずそのものを創造者と呼びましょう。自分も見たことがないから、誰なのかわかりません。そこのOLかもしれません、今通り過ぎた男性かもしれません、もしくは太陽が全てを創ったのかもしれません。とにかくわからない。さてどうやって決めましょう。あなたなら何か思い浮かびますか?
知人:いやすみません。何も・・
僕:自分も最初はそんな簡単じゃないと思いました。だからそこからもまた少しずつ整理してみました。創造者の性質を確認してみました。全てを創ったものだから、全ての知識を持っているはずだと。全てを創ったものだから、自分の創ったものに負けるはずがない、つまり無敵であると。ここで創造者のことについて3つがわかりました。全てを創ったのと、全てを知っているのと、無敵であることと。じゃあ、もうこんなに力を持っているものなんだから、ただ創造者だけじゃないでしょと思いました。そこからは創造者でもあり、神と呼ぶようになりました。創造者が神、神が創造者だとわかった上、その存在の性質について考えました。限りなく力を持つ神だし、感情や感触を創った創造者だから、きっととてもやさしさを重要にする存在であろう。きっととても優しい存在でしょう。なんでも知っているから、そしてすごいものを創ったからきっと賢いでしょう。賢いだからやさしさがいいことだと残酷さが悪いことだと自分が一番わかっているだろうと。だからもうきっとやっさしいじゃなくて、絶対優しいです。というか、やさしくなければそれは神ではないというのが私の意見です。そして私は世にある有名な宗教の神の定義を調べながら、この宗教に辿り着いたのです。何も変わっていないように見えますが、実はこれらのことを整理してから自分は初めてわかる気がしました。その前まで自分はただ言いなりにイスラム教徒だったんですが、あれから自分は自分の意思でこの宗教が神がくれたものだと信じたいと思いました。長い話でしたが、たぶんまだ答えにはなっていないですかね。イスラム教は他の宗教と何が違うのかを話しましょうか?
知人:ええ、それは助かります。ぜひ教えてください。
僕:まず創造者は一人以上存在するはずがないと自分が決めたんで、神は一人しかいないと。そこから一神教に絞りました。後はそれぞれの神の定義を見ました。○一教が神と呼ぶものは一族しか認めないので不公平だと。○二教は怪しすぎてやめました。○三教は差別が多すぎて信じていられなかった。だがイスラム教は納得できる歴史もあり、神がいかなるやさしくて賢くて公平で寛容で海容でもあり、全てのものにどんなにたくさんの愛情を注いでいるかがわかります。神を一番神らしく定義しているのはイスラム教しかありません。だが、それについてまた更なる深い話があります。とても長い話になるので、今回はここまでにしませんか?
知人:はい、とてもわかりやすかったです。ただいくつか質問があります。よろしければ・・・
その後は質疑応答だったけど、内容はほとんど以前で書いた記事にあるものなので、ここで省略して終わります。